バードコールの作り方
バードコールというのは鳥の鳴き声を出す道具のことです。鳥にはいろいろな種類があるようにバードコールにもいろいろな種類があります。以前友人に教えてもらった作り方を紹介します。
今回は一番簡単なものを作ります。
1.材料
木材:なるべく堅い木がよい。一般的に針葉樹より広葉樹の方が緻密で堅いので、ケヤキやナラ、ブナなどがよいでしょう。今回は友人の家で枝打ちした桜の枝を使いました。使う分量はほんの少しなので材木屋さんに行くことはありません。庭木や公園の樹木を伐採したときに太めの枝をもらってきて乾燥させればよいのです。このとき使用量より長めの枝をもらってきましょう。乾燥すると枝の端にひびが入るためです。
蝶ボルト:手で締められるようになっているボルトです。今回は太さM6のものを使いました。直径6ミリです。M8という8ミリのボルトを使ったことがありますが鳴りにくいので、M6かM5程度のものを使いましょう。
ボルトはものによって油が付いている場合がありますので、洗剤でよく洗っておきます。もちろん洗剤もよく落として乾燥させておきます。
2.工具
・ドリル:刃はボルトの直径よりも0.5ミリ細いもの。M6だと5.5ミリの刃を使います。ひもを通すのに3ミリ程度の刃があるとよい。
・丸棒ヤスリ:太さはボルトより0.5〜1ミリ細いもの。
・のこぎり:一般的なものでよい。
・ナイフ
3.作り方
@木材を切る。大きさはボルトの穴がある面は2cm角(直径)以上必要です。ボルトの長さ方向も2cm以上とってください。木の枝を利用する場合は直径3cm以上のものが作りやすいでしょう。厚さが不足すると、ねじをねじこんだ時に割れることがあります。
A穴を開ける
ドリルで5.5ミリの穴を空けます。空ける方向は枝の伸びる方向でもそれと直角方向でもどちらでも構いません。
Bボルトを力を入れてねじ込みます。
Cやすりでボルトの入り口のところをねじの直径くらいの大きさにひろげます。奥に行くにしたがって徐々に細くなるようにします。穴の入り口ではゆるゆるになるようにします。
Dボルトをねじ込んで、まわして見ます。音が出れば完成です。
※音が出ないときは松脂をボルトに塗ってみます。
4.使い方
まず、鳥の鳴き声をよく観察します。
その声のリズムにあわせてボルトと木材を回転させます。
ボルトが抜けた位置で回転させると低い音、差し込んだ位置では高い音が出ます。
ボルトや木を力を入れて握るとリアルな音が出にくくなります。
鳥をだまして集めるのには少々練習が必要だと思います。